分譲マンションに住んでいらっしゃる方は、毎月の住宅ローンの支払いとは別に「管理費」と「修繕積立金」の支払いがあります。住宅ローンの支払いを滞納されている方の中には、この「管理費」「修繕積立金」も同時に滞納されている方が多いです。
他の支払いよりも督促がゆるいケースが多く、やはり優先順位が低くなるのかもしれませんね…。
しかし、この「管理費」「修繕積立金」ですが、マンションに住むうえでとても重要なものです。
細かく説明すると、
■「管理費」…マンションの通常の管理に充てる経費で管理組合の運営に使う費用だったり、管理人人件費、管理会社への委託業務日などに使われます。規約に別段の定めがない限り管理費の額は各区分所有者の共有部分の共有持分に応じて算出するものです。
■「修繕積立金」…大規模修繕時には多額の費用が必要になってくるので費用負担を軽減するために月々積み立てられる費用のことです。マンション新築時よりも上がっていく可能性がとても高いです。築年数が経過すればするほど、補修、交換する箇所は増えてきますからね。管理組合に積み立てられた「修繕積立金」を取崩す場合は総会の決議が必要になります。
もちろんですが、管理会社や管理組合役員たちで勝手に使うことはできません。
「管理費」「修繕積立金」ともに管理組合の運営のためにはとても重要なものですので滞納せずに支払っていくことが大事です。
ですので、住宅ローンを組む際は、月々の支払い+「管理費」「修繕積立金」でいくらになるか？そして、将来的に上がることも考えて、余裕を持って支払っていけるかどうかを確認しましょう。
