Q&A

近年では任意売却の際に引越代はみてもらえないと聞きましたが、本当ですか?引越ししたくてもお金がありません。何か方法はないですか?

 任意売却を行うメリットとして以前は売却代金から「引越し代の捻出ができる」という点が挙げられていましたが、現在は引越し代をみてくれるサービサーはかなり少ないです。

引越し代を認めてしまうと自分達の取り分が減ってしまうからでしょう。そして、サービサーの言い分としては、「これまで住宅ローンを滞納していたのだから引越し代くらいは貯まっていますよね?」というものです。

住宅ローンを滞納した分は貯めるためではなくて生活をしていくのに必要だったお金なのに…。そのあたりを考慮してくれるサービサーは少ないと言えるでしょう。

 それでは引越し代を確保するにはどうしたらいいでしょうか?弊社では買主様に協力してもらっています。協力してもらえるかどうかは買主様にもよりますが、なんと言っても価格が一番重要になってきます。

■債権者の応諾価格が相場より低い場合
・不動産買取業者も購入することができ、引越し代の捻出も十分可能です。
・応諾価格によっては多額の引越し代を捻出できる可能性があり、今後の生活費や自己破産を検討されている方は弁護士の費用や予納金に充てることができます。

■債権者の応諾価格が相場ぐらい、もしくは相場よりも高い場合
・不動産買取業者が購入を検討する可能性は低いです。
・一般のお客様が検討されると思いますが、一般のお客様の場合、「売主様の引越し費用をなぜ私達が出さないといけないの?」という思いからなかなかご理解してもらえないことが多いです。ご理解いただけたとしても、少額になってしまいます。中には、検討すら止めてしまう方もいらっしゃいます。
・ご自身でのご用意が可能であれば、一般のお客様にお願いする必要がないので、任意売却成功の可能性は高くなります。

このように「応諾価格」が一番のポイントになります。
多くの問合せや反響が見込める価格帯=(イコール)相場より低い価格(それでも、競売の落札価格と比較した場合、応諾価格の方が高いのでメリットがあります。)

任意売却の場合は、通常売却のように「高く売る」と考えるよりも「売りやすい価格で期間内に条件良く売却する」と考えることが大事です!!
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