任意売却が通常の売却との一番の違いは売却までに期間が限られていることです。
入札開始前までに購入者を見つけ、債権者等の関係者達との配分協議をまとめ、決済を終わらせる必要があります。
競売申立て後は裁判所が事務的に手続きを進めていきます。購入するお客様が見つかったからといって、手続きを止めることはありません。
言ってみれば、競売の入札が始まるのが先か、決済が終わるのが先かってことになります。
購入を希望するお客様が見つかっても住宅ローンの事前審査、売買契約、住宅ローンの本審査、金消契約など手続きが必要になってくるので購入希望者との手続きもスピーディーに進める必要があります。
そして、債務者の方が任意売却を希望されたとしてもすぐにスタートできるわけではありません。
任意売却の手続きを進めるために債権者に対し、いろんな書類等を提出する必要があります。
お客様に記入してもらうもの、役所に行って用意してもらうもの等ありますので、債務者様に協力してもらわないと進めることができません。
なので、任意売却を依頼している業者の担当からも電話連絡があると思います。
その際は、出られなくても時間を見つけて折り返してください。
お互いのスピーディーな連携が任意売却成功につながるのです。
これまでも、債務者と連絡がとれなくなり任意売却の手続きができなくなり競売になってしまったり、お願いしていた書類の用意をなかなかしてもらえなくて競売の入札が始まってしまったりと残念な結果になってしまったことがあります。
仕事が忙しかったり、疲れていたり、面倒だったり、気持ちが諦めそうになっていたり、投げやりになりそうだったり…、気持ちは分かります。しかし、任意売却を成功させるには大事なことです。
この期間だけは優先的に考えてください。ご協力いただければ、こちらは全力で任意売却成功に向けて進めてまいります。
気持ちが折れそうなときもあると思います、そのときは自分ひとりで抱え込まずに遠慮なく話してください。
いつでもどこでも何度でもバディ(=相棒、仲間)の私達がお相手させていただきます。一緒に二人三脚で取り組んでまいりましょう!!