Q&A

住宅ローンの延滞が続き、競売の申立てをされました。後日、複数の不動産会社が自宅に訪問してきたり、DMが届きました。何故、私の状況が分かったのでしょうか?

競売の申立てをされた後、裁判所に「配当要求公告」として情報が公開されます。
難しい言葉で分かりにくいと思いますが、簡単に言うと、「落札後に抵当権者が回収した後、残ったお金がある場合は、配分することができるので、請求できる権利をお持ちの方は今のうちに申し出てください」という内容のもので、誰でも見ることができます。

その情報を見て、任意売却を取り扱っている不動産会社がDMを送ったり訪問したりしています。

気を付けてほしいのは、「うちに依頼してくれたら、引越代100万円渡せます。」「引続き住むことができるように手配できますよ」といい加減なことを言って、依頼を受けようとする任意売却業者がいることです。

任意売却は債権者など関係するすべての方との調整をしなければ成功できません。依頼を受ける段階では、100万円渡せる、住み続けることができる等、約束できることは絶対にありません。

それなのに、そのような無責任なことを言う業者に依頼してしまっては大変ですので、ご注意ください。

他にも、訪問してくる業者の中には、早朝や夜遅くに「裁判所で競売の情報を見ました!!」と、周囲に聞こえるような大きな声で訪問してくる業者もいます。
相手のプライバシーに配慮もできない業者が、これからちゃんと力になってくれるとは考えにくいです。

弊社は、福岡県、山口県、大分県、宮崎県など西日本全域で任意売却のお手伝いをしていますが、どの県でも、そのような悪徳業者がいるようです。
依頼する前に、ホームページ等で任意売却を専門に取り扱っている業者なのかどうか、実績はあるのかどうか、安心してお願いできそうな担当者かどうか、しっかり確認することが大事です。
急いで依頼先を決めずに、まずは一度落ち着いて事前チェックから始めましょう!!
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