住宅ローンを借りる際、金融機関との間で締結する金銭消費貸借契約とは別に、ほとんどの場合、保証会社や保証協会との間で「保証委託契約」を締結しています。
通常、住宅ローンを借りる時には金融機関から債務者へ行う融資に対する保証を保証会社等へ依頼することが必須になっています。この保証契約によって、万が一、債務者(所有者)が住宅ローンの滞納をして期限の利益を喪失した場合は、保証会社等が債務者(所有者)に代わって金融機関へ住宅ローンの残債を一括でお支払いします。これが「代位弁済」です。
もちろん、保証会社が代位弁済したからといって、債務がなくなるわけではありません。住宅ローンの債権が金融機関から保証会社等に譲渡されることになります。
そして、保証会社等は債務者(所有者)に対し、残りの債務の一括請求を行います。また、手続きの流れとして債権者より委託を受けた債権回収会社(サービサー)より債権委託の通知書が届くケースもあります。ですので、届いた書類はしっかり目を通すことが大事です。
自分の現段階の窓口はどこなのか把握しておいてください。そして、届いた書類は必ず保管しておいてください。
