「給料の差押」って聞いたことがある人は多いと思いますが、今回は詳しく説明していきたいと思います。
「給料の差押」とは、銀行や消費者金融等の債権者が債権を回収するために裁判所に申し立てる法的手続きです。
債権者から申立てを受けた裁判所は、債務者の勤務先に「給料の一部を債権者に直接支払うように!!」と命令を発します。
そして、会社は差押えられた金額を申立人(銀行、消費者金融など)に支払います。
税金も滞納を続けると、「給料の差押」をされるケースが多いのでご注意ください。
役所は回収しやすい方法で回収してきますので、すぐに勤務先を調べて差押の手続きを始めます。回収し終わるまで差押が外れることはあまりないのでご注意ください。
しかし、給料の差押は、差押できる範囲が決められています。
給料の支給額から法定控除額を差し引いた金額が
□44万円を下回る場合は、4分の1
□44万円を超える場合は、33万円を超えた全額
を差押えられます。
このように、ちゃんと決められていますが、やはり生活は厳しくなってしまいます。
特に税金は、分納での支払いなど早め早めに役所と相談することが大事です。