よく任意売却業者のホームページで「税金の滞納分もすべてクリアに…」と記載しているものを見かけますが、今回はここのあたりを詳しく説明していきたいと思います。
債権者に配分案を提出する際には、滞納している分の明細書(税金の場合は役所が発行する)も合わせて提出します。そして、売却代金の中から配分として認めてくれるのは、固定資産税の滞納分だけの債権者がほとんどです。
住民税や国民健康保険料の滞納に関しては不動産と何も関係がないので、当然と言えば当然かもしれません。
また、固定資産税の延滞金も認めてくれません。よって、私達は、役所とは、本人と一緒に来所して配分できた金額での差押解除を依頼し、残りは決済終了後、分割で払っていくことで調整をしたりしていきます。
住民税、保険料、軽自動車税など役所に支払うもので滞納がある方は早めのご相談をお勧めします。
自己破産や債務整理をすれば、税金もチャラになると思っている方がいらっしゃいますが、税金は残りますので、ご注意ください。